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Soundcraftのコンパクトな放送用デジタルミキサー“RM1d”を発売

2001年5月25日
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Soundcraft“RM1d”
コンパクトで高効率な放送・制作用デジタルミキシングコンソール

サウンドクラフト(Soundcraft:イギリス)は、このたび放送・制作用デジタルミキシングコンソール“RM1d”を発表いたしました。デジタルならではの優れた音質とスタジオワークに必要な機能をコンパクトなシャーシに収めたデジタルミキシングコンソールです。

Soundcraft RM1d放送・制作用ミキシングコンソール

“RM1d”は45cm四方に収まるコンパクトなシャーシに放送・制作に必要な機能をバランスよく備え、デジタル化しつつある放送メ ディアに十分対応できる高品位な音質と快適なミキシング環境を提供します。人間工学に裏付けされた明快な操作パネルと視認性の高いLCDスクリーンは直感 的でわかりやすく、ロングストロークの100mmフェーダを採用しているため操作しやすい構成です。従来のアナログコンソールに慣れ親しんだユーザーにも 抵抗なく操作できるよう配慮されており、デジタルへの移行がスムーズにできます。

“RM1d”はデジタルはもちろんアナログの入出力にもフレキシブルに対応します。デジタル入力はAES/EBU×4、S /PDIF×1、TDIF×1で、サンプリングレートコンバータも搭載しています。アナログ入力は、マイク/ライン×4、ステレオライン×2が可能。デジ タルインプットルータにより2系統の入力信号が任意のフェーダにアサインできます。出力はAES/EBU×2、S/PDIF×1、TDIF×1のデジタル 出力とステレオ×2、AUX×2のアナログ出力を備えています。モニタ出力は、コントロールルーム出力、スタジオ出力に加え3系統のヘッドホン出力が可能 です。4系統のクリーンフィード出力は、モノ×4またはステレオ×2で使用できます。

各入力チャンネルには、3バンドEQ、周波数可変のハイパスフィルタに加え、コンプレッサ、リミッター、ゲート機能を利用できるダイナ ミクスを搭載しています。さらに、定評あるレキシコンのデジタルエフェクターを内蔵しており、各チャンネルからAUXバスを経由させた信号に、リバーブ、 ゲート、ディレイ、コーラス、エコーのエフェクト処理が可能です。また、アナログマイク/ライン入力の2系統にはインサート端子もついています。

スタジオワークを効率的にするフェーダスタート、モニタミュート機能も備えており、トークバック、クリーンフィード機能はサテライトス タジオや電話先とのコミュニケーションを容易にします。また、コンソール全体の設定を128通りプリセットできるため、セットアップに費やしていた時間と 作業のミスを省きます。

6フェーダフレームが標準で、フェーダはP&Gもしくはアルプスのどちらかを選択できます。入出力数を2倍にした12フェーダフレームとスクリプトトレイ付き12フェーダフレームも近日販売予定です。

“RM1d”は、5月25日より標準価格1,570,000円(アルプス6フェーダフレーム)で発売を開始いたします。製品の詳細につきましては、ヒビノ株式会社AVC販売事業部までお問い合わせ下さい。

RM1d仕様

AD/DA変換 24ビット、44.1kHz/48kHz、128倍オーバーサンプリング
サンプリングレート変換範囲 40~50kHz
信号遅延 1.4ms以下(48kHz、チャンネル入力~ミックス出力)
ダイナミックレンジ
  DSP 24ビット(バスラインでは56ビット)
  マイク/ライン入力~
ステレオミックス出力
106dB
  ステレオ入力~
ステレオミックス出力
106dB
ノイズ
  マイク等価雑音レベル -127dBu(150Ωソース)
  ステレオミックス出力 -90dBu(フェーダ下げ切り)
THD 0.01%以下(マイク/ライン入力、30dBゲイン)
周波数特性 ±0.5dB(20Hz~20kHz、全出力)
電源 AC100V、50/60Hz、100W、外部電源ユニット「DPS1」を使用。
寸法・重量 431(W)×264(H)×436(D) mm、15kg