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JBL EON206Pで音響機器がより身近に!


国内随一の門下生数を誇るカリスマ講師・海沼実がカラオケ教室でお奨めの機材を現場目線で紹介します。業界を知り抜くカリスマが選んだ機材は何が違うのか?…実際の使用感も含めて徹底的にレポートしていきます! 

海沼 実氏 プロフィール
東京都出身。作曲家。一般社団法人全日本音楽教室指導者連合会(全音連)会長、音羽ゆりかご会会長、日本歌手協会理事。「みかんの花咲く丘」「里の秋」などを作曲した海沼實氏を祖父に、童謡歌手の川田正子・孝子姉妹を伯母に持つ。主な著書は「童謡 心に残る歌とその時代」「まだまだ歌は上手くなるⅠ~Ⅲ」「海沼実のうたほん」ほか

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 オーディオ愛好者なら誰もが知っているJBL製スピーカーは、プロ歌手のステージでも使用されている最高峰ブランドです。特に音質には定評があり、これまでも国内 外で数多くのミュージシャンから圧倒的な支持を受けてきました。そんな高品位サウンドを手軽に扱えるポータブルPAシステムが開発されたというので、私は早速メーカーから製品を取り寄せて試してみることにしました。
 初めに驚かされたのは届いた箱のサイズが想像以上に小さかったことです。「えっ?本当にこの箱の中にスピーカーが2つと、パワードミキサーが入っているの?」と思いつつ開封してみると、これまた想像以上に軽量です。外見は一般的なキャリーバッグのようなサイズですが、持ち手の両脇にあるボタンを押すと、ケースの両サイドが分離されて、それがスピーカーであったことに気づかされます。一般的なプロ仕様のPA機器は、大きく角ばって重量感のあるケースに収納されて持ち運ばれますが、この機材は製品そのものがケースの役割も果たしているわけです。一体型で持ち運びも楽なうえ、安定感があって軽量とくれば、これは面白そうだな…と、早速、カラオケ機器につないでみることにしました。

 

 接続作業を始めて驚いたのは、その簡単さです。付属のケーブルでスピーカーと本体をつないだら、カラオケ機器やマイクの端子をそれぞれ差し込み、電源を入れたら準備完了。これなら慣れない人でも5分とかからずに接続できるはずです。ちなみに私は1分で完了しました。機能的にも必要十分で、チャンネルごとのボリュームはもちろん、イコライザーで音質調整をしたり、リバーブ(エコー)の調整を行うことも出来ます。少し慣れている人であれば、別途モニター用のスピーカーを取り付けたり、録音機器を接続することも可能なので、色々と用途が広がりそうに思えます。
 胸の高鳴りを押さえながら、いよいよ実際に電源スイッチを入れて音を出してみます。なるほど、JBL製のスピーカーだけあって音質も上々、歌声も高音から低音まで伸びやかに再現してくれます。正直なところ、初めにサイズを見た時は「こんなに小さくて大丈夫なのかな?」と思いましたが、この様子なら集会所や小さなホールでも十分にカバーしてくれそうです。ふとスピーカーの底面を見てみると、しっかりスピーカースタンド用の穴も付いていました。


 
 「これは使えるな!」好感触で片付け作業に入った時、さらに一つ驚きが待っていました。分解する時には気付かなかったスピーカー部とミキサー部の間には、使用したケーブル類が収納できるようになっているのです。また、万が一ミキサー部を転倒させても、スイッチ類が直接ダメージを受けないように、外周部分でガードされる設計になっていることにも気付きました。マニュアルには書かれていない部分でも現場目線で至れり尽くせり…これは使えば使うほどに手放せなくなる予感でいっぱいです!

 EON206P
価格:オープン
(市場想定価格:62,000円前後/税込)

 
 
 
 

※この記事は「カラオケファン 7月号(2016年5月21日)」から転載しています。

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