納入事例
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神奈川芸術劇場 様 

光伝送システムの中心に据えられたDiGiCo“SD7T”。
ハウス卓とモニター卓の2台で舞台芸術を支える。

2011年1月オープン

音響調整室に設置されたDiGiCo“SD7T”

最大約1,300席のホール。床昇降システムにより舞台ごとに勾配の変更が可能。

3つの「つくる」をテーマとする創造型劇場

「モノをつくる」「人をつくる」「まちをつくる」という3つのテーマを掲げ、2011年1月にオープンした神奈川芸術劇場様。演出家の宮本亜門氏を芸術監督に迎え、自主事業を展開するほか、舞台芸術に携わる人材の育成を担い、地域の価値を高める都市型劇場を目指します。地上10階・地下1階という建物のなかに、ホール、大スタジオ・中スタジオ・2つの小スタジオを擁する大型施設。最大1,300席のホールは、高度な演出プランに対応するフレキシブルな可動式で、アリーナ席など多様な形態に変化します。

光伝送システムの核になるコンソール

多様なホールの形態に対応できる音響システムにするため、ネットワークは光伝送システムで構築されました。安定した長距離伝送が可能なので、ホールを含め大中小の各スタジオにも回線を通しています。時には、搬入口に乗りつけた中継車に100ch以上の信号を中継盤を通して送ることも可能になります。このシステムの核となるコンソールにDiGiCO“SD7T”が選ばれました。SD7Tは、高い処理能力を持つフラッグシップモデル“SD7”のシアターバージョン。ハウス卓とモニター卓として、2台導入されました。


舞台技術課で音響を担当している本村実さんにお話をうかがいました。「大きなミュージカルやフルオーケストラなど大掛かりな舞台で、同じ光の輪の中で同じものを立ち上げられるのが2台のメリットですね。デジタルなのにアナログ的なので使いやすいし、3面の大きいディスプレイで表示される情報が多いのも良い。トータルのシステムとしてナチュラルな音になっています。ダイナミックEQが各チャンネルに装備されていて外付けが必要ないし、ある帯域だけコンプレッサーをかけることもできます。ハウスとモニター卓で共有しているヘッドアンプは、ハウス側で上げるとモニター側で自動的にその分下がる。モニター卓のエンジニアさんに都度伝える必要がないので、とても便利で面白い機能ですね。」と語っていただきました。


主要な納入機材

機材ブランド名製品名
デジタル・ミキシングコンソールDiGiCoSD7T、DX007
マイクロホンAKGC 414 XLSCK 69-ULSC 480 B comb-ULS/61C 411 PP
マイクロホンAMCRONPCC-160
マイクロホンSHURESM57-LCESM58-LCESM58SEBETA 57ABETA 98D/S
マイクロホンDPA4066SMK40604099

【KAAT 神奈川芸術劇場】
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町281   TEL:045-633-6500(代)   http://www.kaat.jp