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dbx製の音響調整機器goRackだけで、歌謡教室がプロ仕様に!


国内随一の門下生数を誇るカリスマ講師・海沼実がカラオケ教室でお奨めの機材を現場目線で紹介します。業界を知り抜くカリスマが選んだ機材は何が違うのか?…実際の使用感も含めて徹底的にレポートしていきます! 

海沼 実氏 プロフィール
東京都出身。作曲家。一般社団法人全日本音楽教室指導者連合会(全音連)会長、音羽ゆりかご会会長、日本歌手協会理事。「みかんの花咲く丘」「里の秋」などを作曲した海沼實氏を祖父に、童謡歌手の川田正子・孝子姉妹を伯母に持つ。主な著書は「童謡 心に残る歌とその時代」「まだまだ歌は上手くなるⅠ~Ⅲ」「海沼実のうたほん」ほか

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アマチュアでdbxというメーカーをご存知の方はかなりのマニアです! 音響ノイズを除去するノイズリダクション機器や音質調整機器など、プロの現場では欠かせない製品を扱う米国の著名音響ブランドですが、一般的なカラオケ愛好者の皆さんには馴染みがないかも知れませんね。そんなプロ仕様のメーカーが、歌謡教室で簡単に使える便利な音響調整機器を発売するというので、早速メーカーから取り寄せてみました。 学生時代から音質調整のイコライザーやコンプレッサーなど、dbx製品を数多く使ってきた私が最初に驚いたのは製品の大きさです。辞書よりも一回り小さい手のひらサイズで、重量感もありません。しかも音響調整機器とは思えないほどスイッチ類も少なく、見た目はかなりシンプルな作りなので「本当にこれで大丈夫なの?」というのが第一印象でした。

 

さて、プロ仕様のdbx製とは言え、接続方法は至って簡単! マイクやカラオケ機器をつないだミキサー、もしくはカラオケ機器本体からパワーアンプに延びるケーブルをgoRackに差し込み直して、そこから改めてパワーアンプにつなげば完了。それこそケーブルさえあれば子どもにでも出来るような作業です。それでは早速、電源を入れてみましょう! 実際に機能を確認してみると、なるほど様々なデジタル機能が凝縮された機材です。その中で私が最も注目した機能はアンチ・フィードバック。聞きなれない言葉かも知れませんが、要は歌唱中に「キーン」と鳴る不快なハウリングを、ボタンひとつで瞬時に止めてくれるという機能です。お店などの場合はマイクとカラオケ機器の間にgoRackをつなぐことで、いちいちボリューム調整をしなくてもハウリングを無くすことが可能です。また、すぐ横のミュートボタンを押せば、全ての音を一瞬で止められますので、こちらも何かと便利です。 ちなみに歌謡教室であればグラフィック・イコライザー機能も有効に使えそうですね。プロ仕様のグラフィック・イコライザーは音質調整のために難しい調整作業が不可欠でしたが、この機材を使えばボタン一つで、あらかじめ設定されたバランスに調整することが可能です。よりリアリティのある音質で実践的な練習をすることができるのは魅力ですよね! これらの機能以外にも様々なプロ仕様の音響調整機能が満載なうえ、価格も実売で15、000円程度とかなりお手頃なので、より工夫した使い方も気軽に楽しめそうです。


 
カラオケ教室を運営する先生は、教室や集会場を本格的な音響に仕上げようとすれば、かなりの対価が必要でした。しかし、これからは違います! セッティングする機材を上手に選び、組合せていくことで、本当の意味で「生徒さんが気持ちよく歌えるプロ仕様の歌謡教室」を実現することができることでしょう。 例えば、以前にご紹介したAKG製ワイヤレスマイクWMS40 PRO MINIと、JBL製スピーカーシステムEON206P、それに今回のdbx製goRackを持ち込めば、超一流ブランド製品による華やかなサウンドが、普段から使い慣れた教室や集会場を本格的なプロ仕様の大ホールに様変わりさせてくれることでしょう。しかも、これだけの機材をたった一人で持ち歩くことが出来るだけでなく、価格的にも驚くほどコンパクトに…。カラオケ愛好者にとっては何とも良い時代になったものですね!

 goRack
価格:オープン
(市場想定価格:16,200円前後/税込))

 
 
 
 

※この記事は「カラオケファン 8月号(2016年6月21日)」から転載しています。

 月刊カラオケファン 8月号 ※別サイトに移動します。

 


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