お知らせ
TOP  お知らせ  2013年  Soundcraft “Si Expression”を発売

Soundcraft “Si Expression”を発売

2013年4月26日
ここに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
古い情報や、発売を終了した商品が掲載されていることがあります。
詳細はお問い合わせください。

Soundcraft“Si Expression”

アナログ・ミキサーのように直感的に操作できる
プロフェッショナル用デジタル・ミキサー


ヒビノ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:日比野晃久)は、Soundcraft(サウンドクラフト)のデジタル・ミキサー“Si Expression”を2013年5月7日より発売いたします。Si Expressionは、操作したい機能に最短でアクセスでき、信号の流れも明確に把握できるため、初めてデジタル・ミキサーを使う方でもアナログ・ミキサーのように直感的に操作できます。また、多くのブランドとの共同開発による優れたサウンドと、独自設計のDSPによる強力な信号処理能力を備えており、高い性能が求められるプロフェッショナルの現場で活躍します。

Si Expression 1
Si Expression 1
Si Expression 2
Si Expression 2
Si Expression 3
Si Expression 3

商品名 チャンネル・フェーダー数 標準価格 発売日
Si Expression 1 14 409,500円(本体390,000円) 2013年5月7日
Si Expression 2 22 483,000円(本体460,000円)
Si Expression 3 30 598,500円(本体570,000円)

 

Si Expressionは、直感的な操作を可能にする様々な機能が搭載されており、アナログ・ミキサーからの乗り換えでも戸惑うことなく操作できます。チャンネル/バスのゲインやEQ、ダイナミクス等の設定を表示・調整するACSエリアを搭載。ACSエリアは、アナログ・ミキサーのチャンネルストリップと同様、全ての機能に専用のつまみやスイッチが備えられているため、操作したい機能にダイレクトにアクセスできます。他のデジタル・ミキサーのように、操作の度にスイッチやつまみの機能を切り替える必要はありません。さらに、常時表示しておきたいチャンネル/バスのゲインやHPフィルター、パンの設定状態は、各フェーダーの上部にあるグローバルモード・コントロールで常に確認できます。チャンネル/バスの設定状態を一覧で確認でき、比較しながら調整できるため、バランスの取れたミキシングが素早く簡単に行えます。

ACSエリア
ACSエリア

グローバルモード・コントロール
グローバルモード・コントロール
バスへのミキシングはTOTEMスイッチによって正確かつ迅速に行うことができます。スイッチを押すと、チャンネル・フェーダーがバスへのセンド・フェーダーに切り替わるなど、サーフェイス全体がそのバスへのミキシングを行う際に最適な設定に再構築されます。これにより、まるでバスへの出力セクションを備えた大型のアナログ・ミキサーのような、ストレスのないミキシングが可能になりました。信号の流れが明確に把握できるため、始めてデジタル・ミキサーを使う方でも簡単に使いこなすことができます。また、割り当てられている機能に応じてフェーダー内部のLEDの色が変化する、フェーダーグロウ・システムを採用しています。操作ミスの原因となっていたレイヤーによるフェーダー機能の切り替え時も、正確なオペレートが可能です。フェーダーの溝全体が鮮やかに光るため、暗い会場でも迷わず操作できます。
フェーダーグロウシステム
フェーダーグロウ
システム
TOTEMスイッチ
TOTEMスイッチ
Si Expressionは、プロの現場で実績のある、多くのブランドが開発に参加し、強力な音響調整機能を獲得しています。SR用ミキサーで高い評価を得ているSoundcraftと、放送局用ミキサーで絶大な信頼を獲得しているSTUDERが共同開発した専用DSPを使用。音声信号の処理能力を磨き上げ、妥協のない音質と高い信頼性を獲得しています。また、SoundcraftライブSR用デジタル・ミキサーのハイエンドモデル「Vi1」譲りの高品位プリアンプを採用。原音の魅力を余すことなく引き出し、温かみのあるブリティッシュサウンドを出力します。さらに入力には、Lexiconが開発した高品位なエフェクター・プロセッサーを4系統装備しました。各プロセッサーには世界中で愛用されているステレオリバーブを初めとして29種類のエフェクターが搭載されています。プロセッサーはそれぞれ専用のバスを備えており、全てのチャンネルの信号を自由に送ることができます。全出力バスには定評あるBSS AUDIOの28バンド・グラフィックEQを装備。バスごとに個別に搭載しているため、必要に応じてすぐに使用可能です。ACSエリアのダイナミクスはdbxと共同で開発しており、原音の響きを損なうことなく思いのままに信号を制御できます。

Si Expressionは、強力な処理能力を備えたDSPにより、より多くの信号を、より柔軟に扱うことができます。コンパクトなボディーで最大66チャンネルもの信号を処理できるため、中規模の会場にも十分対応可能です※。また、14モノラルAUXのうち6モノラルAUXは6ステレオAUXに切り替えが可能。AUXバスへの出力はチャンネルごとにプリ/ポストの切り換えができ、用途に合わせて柔軟な設定が行えます。4モノラル・マトリクスも4ステレオ・マトリクスに切り替えが可能です。ミュートグループは4つまで設定できます。
Si Expressionは、デジタルならではの多彩な機能を搭載しています。入力、バス出力を任意のチャンネル・フェーダーに割り当てることが可能。入力・出力を問わず、使用頻度の高い機能を1つのフェーダー・レイヤーにまとめることができ、操作性が大幅に向上しました。また、チャンネル間やバス間、エフェクター・プロセッサー間で、ほぼ全てのオーディオパラメーターを素早く簡単にコピー/ペーストできます。ペーストする項目はそれぞれ個別にON/OFFが可能で、調整の時間を大幅に短縮できます。設定した内容は、キューやショーとして保存でき、すぐに呼び出すことが可能です。Si Expressionをワイヤレスで制御するためのiPad用アプリケーション「ViSi Remote」も用意しました。
コピー/ペースト画面
コピー/ペースト画面
ViSi Remote
ViSi Remote
Si Expressionは、チャンネル・フェーダー数の異なる3つのモデルを用意しており、Si Expression 1はEIA 13Uのスペースにラックマウントができます。また、本体背面に備えられた豊富な入出力端子の他、拡張スロットに各種オプションカードを装着することで、最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。オプションカードは、MADIやCobraNet、AES/EBU対応カードの他、BSS Audio独自のオーディオ伝送テクノロジーに対応した「BLU linkカード」やデジタル・オーディオ・ワークステーションへの接続に対応する「Multi Digitalカード」も発売予定です。


商品の詳細に関しましては、ヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールス Div.までお問い合わせください。

※ステージボックスを使用してモノラル入力チャンネルを54に拡張し、2ステレオライン入力を4チャンネル、4FXリターン(4ステレオ)を8チャンネルとカウントした場合の、モノラル入力チャンネル+ステレオライン入力+FXリターンの合計値。


■お問い合わせ
お客様のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3110  FAX:03-5783-3111
報道関係のお問い合わせ窓口  TEL:03-5783-3114  FAX:03-5783-3111

 

■オプション

ステージボックス
Compact Stage box 32/8+8 Cat5
Compact Stage box 32/16 Cat5
Compact Stage box 32/8+8 SC Opt Multi Mode
Compact Stage box 32/16 SC Opt Multi Mode
598,500円(本体570,000円)
598,500円(本体570,000円)
609,000円(本体580,000円)
609,000円(本体580,000円)
  • EIA 4Uのサイズにラックマウント可能なコンパクトなステージボックス。32マイク/ライン入力、8ライン出力、4AES/EBU出力(8ch)を搭載したモデルと、32マイク/ライン入力、16ライン出力を搭載したモデルから選択可能。
  • MADIに標準で対応。RJ45端子を搭載したCAT5ケーブル用と、光デジタル端子を搭載したマルチモード・オプティカルケーブル用の2種類を用意。Si Expressionの拡張スロットにオプションのMADIカードを装着すれば、Compact Stage BoxとSi Expression間をCAT5ケーブルまたはオプティカルケーブルで接続するだけで、最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信。
  • Compact Stage Box~Si Expression間はCAT5ケーブルで最大100m、マルチモード・オプティカルケーブルで最大2kmまで延長可能。
  • 動作状況を確認するLEDや2重化された電源を装備しており、高い信頼性を獲得。
  • オプションのI/Oカードを2枚まで装着でき、用途に応じて入出力を拡張可能。
  • 寸法:W483×H177×D350mm(除突起部)、質量:10kg
Compact Stage Box

MADIカード    
MADI option card - Cat5
MADI option card - Multi Mode Optical
110,250円(本体105,000円)
126,000円(本体120,000円)
  • MADI対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大64チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。RJ45端子を搭載したCAT5ケーブル用のカードと、光デジタル端子を搭載したマルチモード・オプティカルケーブル用のカードを用意。
  • オプションのCompact Stage Boxと併せて使用すれば、Compact Stage BoxとSi Expression間をCAT5ケーブルまたはマルチモード・オプティカルケーブルで接続するだけでオーディオ信号の送受信が可能。
MADIカード Cat5
MADIカード Optical
AES/EBUカード    
AES 4in, 4out on XLR
AES 8in, 8out on sub D, BNC wordclock out
97,650円(本体93,000円)
97,650円(本体93,000円)
  • AES/EBUデジタル入出力端子を増設するためのカード。XLR端子を搭載した2入力(4ch)2出力(4ch)のカードと、D型端子を搭載した8入力8出力のカードを用意。D型端子のカードは、ワードクロック出力端子も装備。
AES/EBUカード XLR
AES/EBUカード subD BNC
CobraNetカード    
Cobranet 32ch i/o card 222,600円(本体212,000円)
  • CobraNet対応製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大32チャンネルのオーディオ信号を送受信可能。
CobraNetカード
Aviomカード    
Aviom 16ch Output Card 222,600円(本体212,000円)
  • Aviom Pro16シリーズ製品とデジタル伝送を行うためのカード。最大16チャンネルのオーディオ信号を伝送可能。
Aviomカード

■背面パネル(Si Expression 2)

背面パネル

 

■仕様

Si Expression 1 Si Expression 2 Si Expression 3
チャンネル・フェーダー数 14 22 30
処理可能チャンネル数※ 66
入出力端子 マイク/ライン入力(XLR) 16 24 32
ステレオライン入力(フォーン) 2
デジタル入力(AES/EBU、XLR) 1(2ch)
ライン出力(XLR) 16
デジタル出力(AES/EBU、XLR) 1(2ch)
ワードクロック(BNC、75Ω) 1
MIDI IN/OUT 各1
HiQnet 1
バス L/R/MONOバス 各1
AUXバス 8モノラル + 6モノラルまたは6ステレオ切替
マトリクスバス 4モノラルまたは4ステレオ切替
FXバス 4
音響性能 周波数特性 マイク/ライン入力 ~ライン出力 20Hz~20kHz(±1.5dB)
THD 0.01%以下@1kHz(マイク感度-30dBu)
インピーダンス マイク/ライン入力 3kΩ
ステレオライン入力 10kΩ
ライン出力 150Ω(バランス)、75Ω(アンバランス)
最大信号レベル マイク/ライン入力 +22dBu
ステレオライン入力 +22dBu
バス出力 +21.5dBu
同相信号除去比 -80dBu @1kHz(マイク/ライン入力、ゲイン最大)
マイク等価入力ノイズ −126dBu(ゲイン最大、150Ωソース)
ハイパスフィルター 40Hz~1kHz
パラメトリックイコライザー(入力、バス出力) 高域 800Hz~20kHz、±15dB、シェルビング
中高域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0
中低域 22Hz~20kHz、±15dB、Q=0.3~6.0
低域 20Hz~500Hz、±15dB、シェルビング
オシレーター サイン波(20Hz~20kHz)/ピンクノイズ
AD-DA変換 24bit、48kHz
内部処理 40bit浮動小数点演算
レイテンシー 0.8ms以下(マイク/ライン入力~ライン出力)
電源 AC100V、50/60Hz
消費電力 130W
寸法(W×H×D)(除突起部) 483×151×505mm 716×153×507mm 928×153×507mm
質量 12kg 16kg 20kg

※ステージボックスを使用してモノラル入力チャンネルを54に拡張し、2ステレオライン入力を4チャンネル、4FXリターン(4ステレオ)を8チャンネルとカウントした場合の、モノラル入力チャンネル+ステレオライン入力+FXリターンの合計値。