お知らせ
TOP  お知らせ  2006年  dbx“DriveRack 4800”デジタル・マルチプロセッサを発表

dbx“DriveRack 4800”デジタル・マルチプロセッサを発表

2006年5月29日
ここに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
古い情報や、発売を終了した商品が掲載されていることがあります。
詳細はお問い合わせください。
dbx “DriveRack 4800”

SRシステムを高次元に統合する先進のデジタル・マルチプロセッサ

ヒビノ株式会社 (本社:東京都港区、代表取締役社長:日比野晃久) はdbx“ DriveRack 4800”を2006年5月31日より販売いたします。DriveRack 4800は圧倒的なDSPパワーでSRシステムのミキサからパワーアンプ間のあらゆる信号処理を行うデジタル・マルチプロセッサです。高い操作性を誇る ユーザ・インタフェース、デジタルならではの優れた音響性能を兼ね備え、ライブ・パフォーマンスを強力にサポートします。

dbx “DriveRack 4800”

■DriveRack 4800 の特長

1. 最新のDSPチップを搭載し、ミキサからパワーアンプ間のあらゆる信号処理を実現
  強力な信号処理能力により、各入出力チャンネルに2つずつ任意のエフェクタを挿入できます。dbxの定評あるコン プレッサ、リミッタなどのダイナミクス・エフェクタはもちろん、最新技術を投入したハウリングサプレッサ、 自動ゲイン制御などの豊富なエフェクタを用意。ライブサウンドを高品位に処理しながら、最新のデジタル技術でオペレータの手間を軽減します。
  イコライザは各入力チャンネルに2つ、各出力チャンネルに1つ搭載。入力側の2つのイコライザで会場の特性に応じた音質の補正と演目ごとの補正を行い、出力側のイコライザでスピーカの特性に応じた補正を行うなど精度の高いイコライジングが可能です。
  ディレイは合計4080mSまで設定ができるため、大型のスピーカ・システムにも余裕を持って対応します。またミ キサ/ルータを各部に配置し、極めて自由度の高い信号のルーティングを実現。豊富なクロスオーバ構成、位相の調整機能など、プロフェッショナルのニーズを 満たす優れた処理機能を搭載しています。

2. 優れたユーザ・インタフェースを搭載し、高い操作性を獲得
  《エフェクタ・スイッチ》SR 現場での豊富なノウハウをもとに本体の操作性を極限まで磨き上げています。パラメータの調整を行う場合、ページの呼び出しは設定を行うチャンネルのスイッ チと調整するエフェクタのスイッチを押すのみ。ほとんどの設定項目は1回か2回のキータッチで呼び出すことができ、迅速なセッティングが可能です。また、 全ての設定を視覚的に表示するQVGAカラー液晶ディスプレイを搭載。大型カラー・ディスプレイのため視認性が高く、細かいパラメータ調整も正確に行えま す。
  最新鋭の技術を凝縮したPCコントロール用ソフトウェア「System Architect」を用意。無線LANシステムにも対応し、観客席などからリアルタイムに調整が可能です。また、JBLのスピーカ、AMCRONのパ ワーアンプなどのSystem Architect対応製品をシステムに組み込んでいる場合、それらの機器もSystem Architectで一括して制御可能。個別にソフトウェアを呼び出す必要がなく、同一の画面内で調整できます。
    《System Architect ディスプレイ》

3. デジタル処理による高品位な音響性能
  DriveRack 4800は先進のデジタル・プロセッシングによって優れた音響性能を実現しています。24bit、96kHzの高いサンプリング・レートで信号を処理し、 低いレイテンシーと原音を忠実に伝える高い周波数特性を獲得。内部信号処理は32bitフローティングポイント演算で行うことで解像度の高い、クリアな音 質を実現しました。さらに113dBもの広大なダイナミックレンジ、THD+N:0.004%以下という極めて低いノイズ性能など、デジタルならではの優 れた音質はライブの臨場感を飛躍的に高めます。

DriveRack 4800は4入力8出力構成で、入出力ともにXLRコネクタ(アナログ)とAES/EBUコネクタ(デジタル)を用意しています。また、オプションの 「CobraNet入出力カード」を接続すれば、CobraNetのデジタルネットワーク・システムにも対応可能。本体と離れた場所から音量やプログラム の切り替えを行える壁面パネル型のコントローラ「Zone-Controller」もオプションで用意しています。

DriveRack 4800は2006年5月31日より販売を開始いたします。表示、設定機能を簡略化し、PCで制御を行うDriveRack 4820も用意しています。製品の詳細に関しましてはヒビノ株式会社 ヒビノプロオーディオセールス Div.にお問い合わせください。

《背面パネル》

■価格

製品名 UPC(JAN)コード 標準価格
DriveRack 4800 691991400889 577,500円(本体価格550,000円)
DriveRack 4820 691991400896 462,000円(本体価格440,000円)

■仕様

入力チャンネル数 4
アナログ入力 チャンネル数 4※1
端子・形式 XLR、電子バランス
インピーダンス 50kΩ
最大レベル +14dBu~+28dBu(任意で設定可能)
デジタル入力 チャンネル数 4※1
端子・形式 XLR…AES/EBU
インピーダンス 110Ω
RTAマイク入力 チャンネル数 1
端子・形式 XLR
ファンタム電源 48V
出力チャンネル数 8
アナログ出力 チャンネル数 8※2
端子・形式 XLR、電子バランス
インピーダンス 30Ω
最大レベル +4dBu~+24dBu(任意で設定可能)
デジタル出力 チャンネル数 8※2
端子・形式 XLR…AES/EBU
インピーダンス 110Ω
A/D-D/A変換 24bit、48/96kHz
サンプリングレート 24bit、48/96kHz
ダイナミックレンジ 113dB(Aウェイト)
内部処理 32bitフローティングポイント演算
THD+N 0.004%(+4dBu、1kHz、0dBゲイン)
周波数特性 20Hz~20kHz(±0.25dB)
クロストーク -85dB(1kHz、0dBゲイン)
電源 AC100V、50/60Hz、45W
寸法・重量 DriveRack 4800 W483×H89×D285mm、EIA2U、5.5kg
DriveRack 4820 W483×H89×D285mm、EIA2U、5.4kg
※1 アナログ、デジタル入力は入力直後のルータ/ミキサで4系統にルーティング、もしくはミックス可能
※2 アナログ、デジタル出力ともに同じ信号を出力