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WMS40 PRO MINIでワイヤレスを始めよう!

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「ワイヤレスは魅力的だけど、使い方が難しそうだし、値段が高いからなかなか手が出せない…」。シールド・ケーブルがなくなることでパフォーマンスの自由度が上がるのは間違いありませんが、いろいろな理由で導入をためらっているバンドマンは少なくないことでしょう。そういった諸問題を解決してくれるのが、AKG(エーケージー)のWMS40 PRO MINIシリーズです。これまでのワイヤレス・システムの常識を覆すポテンシャルを秘めており、初めてワイヤレス・システムを使う人にも最適。早速、その魅力に迫ってみましょう。


AKGの最新ワイヤレス
 「音楽の都」と呼ばれるオーストリアのウィーンに拠点を持つ世界的な音響機器メーカー、AKG。レコーディング・スタジオの定番モデルとしてボーカルやドラム、アンプ類まで、幅広い用途で使われているC414や、シンバルやアコースティック楽器でお馴染みのC451Bなど、世界中のミュージシャンやエンジニアから絶大な支持を集めるマイクを数多く送り出しています。マイクだけでなくヘッドホンも人気で、スタジオや音楽制作の現場で欠かすことができないブランドの1つとなっています。
 確かな音質と高い技術を受け継いだワイヤレス・システムもラインアップされており、今回紹介するWMS40 PRO MINIシリーズはAKGサウンドを受け継ぎつつ、誰でもすぐに使いこなせる簡単な操作性と驚きのコスト・パフォーマンスを実現した注目の新製品です。


驚くほど簡単なセットアップ
 ワイヤレス・システムと言えば、送信機と受信機の周波数チャンネルを合わせて…といった設定が必要不可欠。これが同システムを難しく感じさせる一番の理由ではないでしょうか。WMS40 PROMINIでは、そういった小難しいことは何も考えなくてOK。送信機と受信機の電源を入れて、出力レベルを調整するだけでワイヤレス環境を構築することができるのです。
 WMS40 PRO MINIには、使用する周波数が異なる「JP1」と「JP2」という2つのバージョンが用意されており、周波数を固定式にすることで複雑なセットアップ問題を解消。機械のセッティングが苦手な人でも使いこなせる、非常にシンプルな操作性を実現しています。
 送信機と受信機に電源が入ると自動的に接続され、受信機の「RF」LEDが点灯。次に、「CLIP」インジケーターが赤く点灯しないようにレベルを調節します。音量自体は一度設定してしまえば、大きく変わることはないので、事実上、電源を入れるだけで使用可能です。送信機にはハンドヘルド型とボディーパック型の2種類が用意されており、どちらもスライド式の電源スイッチによる「ミュート機能」や電池残量を知らせるLEDを搭載しています。

 
▲コンパクトな受信機には電源スイッチのほか、電源のON/OFF や信号の状態を示すLED、ボリュームノブを搭載


圧倒的なコスト・パフォーマンス
 WMS40 PRO MINIを語る上で欠かせないのが、コスト・パフォーマンスの高さです。年々、安価なモデルが登場してきているとはいえ、やはりまだまだワイヤレス・システムは高価なもの。そんな中、信頼のAKGブランドであるにもかかわらず、ちょっとしたエフェクター程度の価格で手に入れられる魅力は図り知れません。
 もちろん価格が安くても、AKGのサウンド・クオリティーは保たれているので、音質に関しては心配無用。ワイヤレス・システムでよく言われるような「音ヤセ」も最小限に抑えられており、ボーカルや楽器のサウンドや繊細な表現を忠実に伝えることができます。
 また、送信機は単3乾電池1本で動作するという点もポイント。乾電池1本で約30時間も利用可能なので、ランニング・コストも最小限に抑えることができます。長く使っていくことを考えると、乾電池代もそれなりにかかってしまうものなので、手軽に入手できて、かつ長時間使用できるというのは大きなアドバンテージになるはずです。

 
▲ギターやベースなどに使用するボディーパック型の送信機。本 体をストラップに引っかけることができる


4つの製品ラインアップ
 最近は、2.4GHz帯の電波を使う製品が増えてきていますが、この周波数はWiFiやBluetoothなど、スマートフォンやインターネットなどで使われる、「混んでいる」周波数です。WiFiは街中で飛び交っているので、混信のリスクも無視できません。その点、WMS40 PRO MINIは「B帯」という周波数を使用するため、スマートフォンやノートパソコンなどの通信機器と干渉することがなく、安心して使用できます。
 WMS40 PRO MINIシリーズは、ハンドヘルド型送信機と受信機をセットにしたボーカリスト向けモデル「WMS40 PRO MINI VOCAL SET」と、ボディーパック型送信機と受信機をセットにしたギタリスト/ベーシスト向けの「WMS40 PROMINI INSTRUMENTAL SET」の2モデルを用意。それぞれに2つの送信機と、2つの信号を1台で扱える受信機をセットにした2チャンネル・モデル「WMS40 PRO MINI2 VOCAL SET DUAL」と「WMS40 PRO MINI2 INSTRUMENTAL SETDUAL」もあり、合計4つのラインアップの中から用途に合ったモデルを選ぶことができます。受信機をラックマウントする金具やボディーパック型送信機で利用可能なラベリア・マイクなどのオプションも豊富に用意されているので、幅広いシーンで利用可能です。
 WMS40 PRO MINIシリーズの登場で、ワイヤレス・システムがこれまで以上に身近になることは間違いありません。


自分の中にあったワイヤレス・システムのイメージが一瞬で覆りました。


今回はWMS40 PRO MINIシリーズの使い勝手の良さを試すべく、
都内を中心に活動するREALHEART'Sのメンバーに使っていただき、使用感をお聞きしました。


山本(ギター・ボーカル):普段、僕はレンジの広いコンデンサー・マイクを使っているのですが、ワイヤレス・システムだと使えるマイクが限られてしまうほか、「便利なのはわかるけれど、どのくらい音質が劣化してしまうんだろう…」と、期待しつつも不安に思っていました。というのも、以前、ワイヤレス・システムを使ってみた際に音の劣化が気になってしまったからです。
 今回、WMS40 PRO MINIをバンドの中で使ってみたところ、音質の劣化はほとんど気になりませんでした。それにギターやベースなど、僕以外のメンバーがワイヤレス・システムを使っても、普段のワイヤードのサウンドとの違いはあまりわからなかったです。
ハンドヘルド型の送信機はハイがしっかりとしていて、バンドの中でも音抜けが良く、それと同時にミッドも充実しているので、ミキサー側のEQを少し調整するだけで、いつも使っているコンデンサー・マイクと遜色のない、僕好みのワイドレンジなサウンドを作ることができました。よく言われるような「音の劣化」という感覚もなく、単純に「マイクによるキャラクターの違い」という印象です。「ワイヤレス・システムってここまで進化したのか!」と驚いてしまいました。
 ワイヤレス・マイク自体は様々なメーカーから発売されていますが、自分でチャンネルを合わせる必要があったり、セッティングにある程度の知識が必要など、何かと難しく感じてしまうものだと思います。その点、電源を入れるだけですぐに使える、WMS40 PRO MINIはとても魅力的に感じます。気軽に使えるので、ライブ本番だけでなく、普段のスタジオ練習の時から使いたいと思いました。
 それから、シルード・ケーブルから解放されるというのは楽なものですね。特にギター・ボーカルの場合は演奏中に足元を見ることができないので、一歩下がったり、動きたい時はどうしてもシールド・ケーブルの存在が気になってしまいます。ステージでは、ケーブルを踏んでしまうのが一番怖いんですよね。ストラップにケーブルを引っかければ、ギター側のプラグが抜けることはありませんが、ケーブル自体は引っ張られてしまうほか、最悪の場合、アンプ側のプラグが抜けてしまうことも気にしなくてはいけません。「どんなに動いても、絶対に音が鳴り続けてくれる」という安心感はワイヤレス・システムならではだと、改めて感じさせられました。
 ギター・ボーカルとしては、自分の立ち回りのすべてが「ワイヤレス」になる良さは計り知れません。これまでなら躊躇してしまうようなコストをかけなくては得られなかった環境が、ちょっとしたエフェクター感覚の価格で手に入る。これにはすごく夢がありますし、持っておいても絶対に損はしないと思います。「ワイヤレス・システムが欲しい!」と思っている人はもちろんですが、「高価だし、自分にはワイヤレス・システムは関係ないや…」と思っていた僕のような人にこそ、試してみて欲しいです。


尾之内(ギター):僕はあまり演奏中に動くタイプではないので、これまでワイヤレス・システムの必要性は感じていませんでした。それから、ワイヤレスの魅力は理解しているのですが、「音ヤセする」という話も耳にしていたので、「音が悪くなるなら要らないや…」と思っていたんです。
 でも、今回、WMS40 PRO MINIを試してみたところ、音の変化はほとんど気になりませんでした。歪みはもちろん、クリーン・サウンドで弾いてみても、普段、シールド・ケーブルを使っているのと遜色ない音が出てくれるので、自分の中にあったワイヤレス・システムのイメージが一瞬で覆りました。
 やはり「シールド・ケーブルがない」というメリットは大きくて、その場で弾いている時にもケーブルが目に入らないので、大きめにアクションする場合でも取り回しを意識する必要がありません。「あまり動かない」とは言ってもギター・ソロでは前に出るので、ケーブルがないに越したことはないですね。演奏中、ただ気持ち良くギターを弾いていられるのは、ワイヤレス・システムを使うギタリストだけの特権だと思いました。
 最近は高価なエフェクターやシールド・ケーブルが少なくないことを考えると、WMS40 PRO MINIはそういった製品よりも安価です。それでいて、ここまで便利に使えるのであれば、もしかしたらエフェクターを買うよりも満足感が得られると思いますし、個人的にもワイヤレス・システムが欲しくなりました。僕自身がそうだったのですが、ワイヤレス・システムの使用感や音質というのは実際に使ってみないと、わからないと思います。楽器屋さんでエフェクターを試奏するのと同じ感覚で、ワイヤレス・システムも試してみて欲しいです。


かまぼこ(ベース):WMS40 PRO MINIは想像していたよりも音が良くて、「シールド・ケーブルがない」という自由度の高さは、まるで何かから解放されたような気分でした。ベースを弾く上で、これまでは当たり前のようにシールド・ケーブルを使っていましたが、「無意識のうちにケーブルを気にしていたんだな…」と、ワイヤレス・システムを試してみて気付かされました。ケーブルを踏んでしまったり、つまづいてしまうことを気にしなくて済むので、精神的にも集中して演奏ができるメリットは大きかったです。
 音質に関しては、シールド・ケーブルを使った場合とまったく同じとはいきませんが、ケーブルでもブランドやモデルによって音質が異なるのは当たり前なので、ワイヤレス・システムを使うことを前提に音作りをしておけば、まったく問題ありません。僕は今回、初めてワイヤレス・システムを試したのですが、簡単な説明を受けただけですぐに使うことができたので、初心者でも安心して導入できると思います。
 今まで、ライブハウスなどでワイヤレス・システムを使っている人はたくさん見てきましたが、「自分には必要ないな…」と思っていました。でも、WMS40 PRO MINIは使い方が簡単で、安価で手に入れられるなど、デメリットをまったく感じませんでした。ワイヤレス・システムに良いイメージを持っていない人も、先入観をなくして試して欲しいです。きっとイメージが変わると思います。

「DiGiRECO VOL.170号で掲載」
取材協力:REALHEART'http://realhearts.net  




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